インプラント

インプラントの構造は天然の歯とよく似ているの?

インプラントの構造は天然の歯とよく似ているの?

インプラントは天然歯の構造をうまく再現しており、失った歯の代わりにチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込んで人工の歯を作ります。インプラントが良く噛める仕組みについてご説明します。

天然歯は噛むときの力に耐えられる構造をしている

歯でものを噛むときの力は成人男性で60kgといわれ、食事中にうっかりと頬の内側の粘膜を噛んでしまった時の痛みと出血を体験したことのある方も多いのではないでしょうか。
噛む圧力は成人男性の奥歯で約60kg、女性でも約40kgもあるといわれます。食事の時にはいつも力いっぱい噛んではいないものの、一回の食事で何百回と咀嚼しますので、歯には大変な負担がかかります。

天然歯は食事の度に噛み続ける役割ですので、咀嚼時の負荷に耐えられるだけの構造になっています。

しかし1本でも歯を失うと噛む力は大きく失われてしまいます。入れ歯で治療した場合、噛みにくいとおっしゃるかたがおられますが、確かに天然歯と比べると入れ歯の噛む力は30%くらいしかありません。これは天然歯と入れ歯には構造上の大きな違いがあるからです。

天然歯は骨に支えられているため強い力に耐えられる

天然歯は歯茎の上に見える白い歯冠の部分と歯茎の中に埋まっている歯根の二重構造になっています。歯根は歯槽骨(顎骨)に固定されており、健康な歯は強い力がかかってもぐらつくことがありません。

歯根と歯槽骨の間には歯根膜があり、噛む力を吸収するクッションのような役割をはたしています。歯根膜が噛むときの強い力を受け止めてくれるために硬いものを噛んで食べることが出来ます。

入れ歯やブリッジはどのくらい噛めるの?

入れ歯は歯茎の上に人工の歯を乗せて、隣の歯にバネをひっかけて安定させる構造です。入れ歯がお口のカーブにぴったりあっていないとグラグラしたり痛みが出たりと、不具合が起こりやすくなります。

ブリッジは失った歯の両隣の歯を土台にして3本連結の被せ物をかぶせます。入れ歯よりはよく噛めますが、天然歯に比べるとやはり噛む力が落ちます。土台となる歯は被せ物をかぶせるために大きく削らなければなりません。健康な歯を削りたくない方にとっては健康な歯を2本も削るという点が大きなデメリットになっています。

では、インプラントはどのくらい噛める?

インプラントによって噛む力は天然歯の70~85%くらいまで回復させられることがわかっています。インプラント体が歯槽骨としっかり結合して噛む力を受け止められるようになることで、天然歯にかなり近い噛み心地を取り戻すことが出来ます。

インプラントがよく噛める理由

インプラントは入れ歯やブリッジと違って、歯茎の上に義歯を乗せるのではなく、歯槽骨に人工歯根を埋め込みます。インプラント体であるチタンは骨と強固に結合する性質があるので、しっかりと骨と一体化して固定され、ぐらつかない強い人工歯を作ることが出来ます。

インプラント体の上には被せ物を装着しますので、食べ物を噛むときの力のかかり方は天然歯と同じです。インプラントには歯根膜はありませんので、噛む力が強くかかりすぎるという点はありますが、天然歯に良く似た構造を再現するための治療がインプラントということになります。

まとめ

インプラントの模型

インプラントは、人工歯根を顎骨に固定して強い歯根を作りますので、天然歯とよく似た構造で、天然の歯と変わらない感覚で噛めるようになります。入れ歯に満足できない方はインプラントが治療の選択肢の一つとなります。

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