監修:院長 永井 伸人(オールオン4・サイナスリフト・インプラント難症例担当)

オールオン4のデメリット・リスクと、当院の安全対策

監修:院長 永井 伸人 (オールオン4 サイナスリフト・インプラント難症例)

希望だけをお伝えするつもりはありません。オールオン4には、知っておいていただくべきデメリットやリスクがあります。それらを正直にお話ししたうえで、当院がどのようにリスクを抑えているかをご説明します。すべてご納得いただいてから進めるのが、私の考えです。

手術に伴う、身体の負担

オールオン4は外科処置を伴うため、手術後に腫れや痛み、内出血が出ることがあります。多くは数日〜1週間ほどで落ち着いていきますが、出方には個人差があります。腫れや痛みが強いとき・長引くときは、がまんせずご連絡ください。状態を確認し、必要な処置を行います。

抜歯という、戻れない選択

オールオン4では、保存が難しい歯を抜いてから進めることがあります。抜歯は元に戻せない選択です。だからこそ、その一本を抜くことが将来どんな影響を持つのかまで見通したうえで、本当に必要かを慎重に判断します。残せる歯は残す。これも大切な視点です。

「100%安全」とは言えない

どんな医療にも、リスクがゼロということはありません。まれに、埋入したインプラントが骨とうまく結合しないことや、長い経過の中でトラブルが起こることもあります。だからこそ私は、「万が一のときにも修正できること」を重視し、確立された安定した方法を選ぶことを基本にしています。

自由診療であること

オールオン4は保険適用外の自由診療です。費用は決して小さくありません。だからこそ、費用も含めてすべてを正直にお伝えし、ご予算に合った進め方(デンタルローン等)も一緒に考えます。

それでも、リスクを抑えるために

当院では、リスクをできるだけ小さくするために、次のことを大切にしています。CT診断とサージカルガイドによる精密な計画、神経や血管への配慮。骨が足りない場合は、頬骨にまで及ぶリスクの高い方法(ザイゴマインプラント)に頼らず、サイナスリフト等で骨を補う方針。手術は静脈内鎮静法で負担をやわらげ、5年後・10年後・20年後まで見通す「時系列診断」で、長く安定する設計を目指します。安全第一を最優先に、状態によっては無理をせず時期を分けてご提案することもあります。

デメリットを正直に知ったうえで、納得して選んでいただくこと。それが、後悔のない治療への第一歩だと考えています。気になる点は、遠慮なくご質問ください。

諦める前に、一度ご相談ください。

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よくあるご質問

手術のあと、腫れますか?

はい、特に骨を増やす処置を伴った場合は、手術後に腫れることが多くあります。腫れは手術当日よりも翌日以降に目立ち、二、三日でピークを迎え、その後しだいに引いていくのが一般的な経過です。個人差はありますが、一週間ほどで大きく落ち着いてきます。腫れは身体が治ろうとする自然な反応であり、心配しすぎる必要はありません。事前に経過の見通しをお伝えしますので、安心してお過ごしください。

痛みは、どのくらい続きますか?

痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの場合、処方される痛み止めでコントロールできる範囲におさまります。手術後の数日がピークで、その後はしだいに和らいでいきます。「思っていたよりつらくなかった」とおっしゃる方も少なくありません。痛みが続いたり強まったりする場合は、我慢せずにご連絡ください。状態を確認し、適切に対応します。

仮歯の期間は、どのくらいですか?

手術当日に入る最初の仮歯から、最終的な歯が入るまでは、おおむね半年ほどをみておくとよいでしょう。これは、インプラントが顎の骨としっかり結びつくのを待つために必要な期間です。骨を増やす処置を伴った場合は、もう少し時間をいただくこともあります。その間も、仮歯で見た目や噛む機能は保たれますので、歯のない期間が続くわけではありません。

過去に受けたインプラントが失敗してしまいました。やり直せますか?

過去のインプラント治療がうまくいかなかった場合でも、やり直せることは少なくありません。まず、なぜうまくいかなかったのか――骨の状態、インプラントの位置や本数、噛み合わせ、あるいは手入れの状況など――その原因を見極めることが大切です。状態によっては、問題のあるインプラントを一度取り除き、骨を整えてから、あらためて設計し直します。CTで現状を立体的に把握したうえで、可能な方法をご説明します。過去の経緯がある方こそ、一度ご相談ください。