虫歯

虫歯になりやすい仕事はありますか?

虫歯になりやすい仕事はありますか?

クローバー歯科・矯正歯科 あべの天王寺院 歯科医師 永井 伸人

虫歯になりやすい職業はあるのでしょうか?虫歯の原因は食生活にあることが多いのですが、それらの原因と職業との関わりについてご説明します。

虫歯になりやすい仕事とは?

虫歯になるリスクが高い職業はどんな種類の仕事でしょうか?

1.休憩や食事の時間が不規則な仕事

勤務時間中の休憩、食事が不規則になると、小腹を満たすために缶コーヒーやお菓子などを摂取することが多くなりやすいです。

食生活が乱れることで歯磨きもおろそかになり、お口の中の環境が悪化しますので虫歯のリスクが高くなります。

  • 医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、介護士
  • タクシー、宅急便、長距離トラックドライバー など

2.勤務時間が長い、または休みがとりにくい仕事

勤務時間が長かったり休みが取りづらかったりすると、疲労が蓄積して身体がダメージを受けた状態が続きます。

また、虫歯になってもすぐに歯医者に行けなかったり、休みの予定がたてにくいために定期健診の予約が出来ません。プロによる虫歯や歯周病のチェックを受ける機会が少ないために、初期の状態で治療出来ないというリスクが高まります。

  • コンビニ店員
  • レストラン、居酒屋などの飲食店スタッフ
  • 美容師、エステティシャン

3.常に食べ物に接している飲食関連の仕事

引力に関連した仕事の場合、味見などを頻繁に行わなくてはならないなど、お口の中に食べ物が入っていることが多く、歯が汚れている状態になります。そのため歯磨きを何度も行う必要がありますが、仕事中にそう何度も歯みがきをするわけにもいきません。

  • 飲食店の厨房や料理人、シェフ、パティシエ、ソムリエ、料理研究家

4.長時間のデスクワーク

殆ど席を立つことがないデスクワークの方も、虫歯になりやすいといえます。ご自身で気をつけて席を立ってうがいや歯磨きをしないと、トイレ以外は一日中席に座ったままということになってしまいます。また、席で飲食が自由に出来る職場の場合は、間食が増えて虫歯に繋がってしまいます。

  • 様々なデスクワーク
  • プログラマー、システムエンジニアなどの専門職

逆に虫歯があると出来ない仕事は?

虫歯があったら出来ない職業もあります。それはパイロット、宇宙飛行士です。

飛行機に乗ると歯が痛くなることがありませんか?これは航空性歯痛といわれており、気圧の変化によって歯の神経が圧迫されて痛みにつながるというものです。

虫歯の痛みのために事故に繋がらないとも限りませんので、パイロットや宇宙飛行士は虫歯ゼロの状態で勤務することになっているそうです。

一般的な虫歯の原因とは?

虫歯は感染症で、歯についた食べカスの中に虫歯菌が繁殖して、虫歯菌の出す酸によって歯の表面のエナメル質が溶かされて穴があいてしまいます。

虫歯菌は糖分をエサにして増殖しますので、甘いものが好きでしょっちゅう甘いものを食べたり飲んだりしている方は、虫歯になりやすいといえます。しかし虫歯の原因は他にも色々とあり、歯磨きが上手に出来ていない、食事の回数が多い、歯並びが悪い、唾液の分泌が少ないなどが考えられます。

まとめ

ビジネスのイメージ

虫歯になりやすい仕事についてご説明しました。上記のような仕事についている方も、出来るだけ毎日の歯磨きを丁寧に行って、歯科医院の定期健診を受けるようにすると、虫歯が初期の段階で見つけることが可能です。虫歯は出来るだけ初期の段階で発見し、大切な歯を守りましょう。

この記事の監修者
医療法人真摯会 クローバー歯科・矯正歯科 あべの天王寺院
院長 永井 伸人

徳島大学 歯学部卒業卒業。日本口腔インプラント学会。日本顎咬合学会。

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クローバー歯科・矯正歯科あべの天王寺院

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