歯周病

歯周病は治るの・治らないの?

歯周病は治るの・治らないの?

「歯周病は、一度感染したら治らないの?」と不安に思っている方にむけて、歯周病についてご説明いたします。

歯周病とは

健康な歯と歯周病

歯周病とは、歯茎(歯肉)や歯を支える骨などが破壊される病気です。歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に細菌が入り、歯茎が炎症を起こしてしまいます。段々と赤く腫れ、歯みがきをすると出血します。

しかし、痛みはありません。さらに進行すると歯茎の中にある歯を支えている骨が溶けて、歯茎から膿が出たり歯がグラグラしてきます。ここまで進行すると痛みが出てきます。そして、最後には歯が抜けてしまいます。

歯周病の原因は?

歯周病菌といわれる細菌が原因です。歯と歯茎の間に食べ残しがあるとそれを栄養源として細菌が増殖しプラーク(歯垢)のかたまりが歯の表面にこびりつきます。これを放置すると、プラークは石のように硬い歯石になり、さらにプラークが付きやすくなります。プラークの中の歯周病菌が歯茎の炎症を起こし歯周ポケットを作ります。歯周病菌は空気を嫌う菌なので空気の少ない歯周ポケットに集まります。

歯周病の進行段階

歯周病は、歯周組織の炎症を表す総括的な病名で、炎症の起きている範囲により歯肉炎と歯周炎に分けられます。

歯肉炎とは、歯茎の範囲での炎症のことです。歯周炎とは、歯茎だけではなく歯槽骨(歯を支える骨)や歯根膜(歯と歯槽骨をつなぐ組織)に及ぶ炎症のことです。その炎症の範囲や炎症による骨の吸収の程度によって治療方法は異なります。

歯周病の治療法

定期健診

歯肉炎の状態であれば、原因となるプラークや歯石を歯科医院にて取り除き、その後の歯磨きを丁寧にすれば、2週間ほどで治ります。

歯周炎は歯肉炎が悪化した状態で、この状態では骨の一部が溶け始めている可能性もあります。原因となるプラークや歯石を専用の機器を使ってしっかり取り除くことで、炎症や歯周病の進行を止めることはできます。ただ、一度溶けてしまった骨は元には戻りません。この状態を「元に戻らないい=治らない」とも言えます。

1基本治療

まずは、歯周ポケットの深さを測定し、プラークや歯石の除去(スケーリング&ルートプレーニング)を行います。スケーリングは、歯の表面や根の表面の歯垢歯石を専用の器具で除去することです。ルートプレーニングは歯周ポケット内部の歯石を除去することです。原因となっている歯石などを除去することにより歯茎が改善され、ポケットの深さが2~3mmくらいに維持されればメンテナンスに移行します。

2外科治療

基本治療を行っても改善されず、歯周ポケット内に細菌が生息していたり、歯周病が進行してしまった状態に対して外科的な治療(手術)を行います。その結果、歯周ポケットの深さが改善されれば、メンテナンスに移行します。

3メンテナンス

治療終了後の病気の再発を予防しながら、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。メンテナンスでは、毎日のブラッシングだけでは完全に落としきれないプラークの付着状態や歯茎の炎症や出血の有無などの検査を行います。その検査結果に基づいて、専用の機器を使用してプラークや歯石を除去していきます。

歯周病は治る?治らない?

歯周病の初期の段階である歯肉炎であれば、適切な方法で歯垢や歯石を除去するプラークコントロールで治すことが可能です。

しかし重度の歯周病で、既に歯茎が退縮して歯周ポケットが深くなり、骨が溶けて歯がグラグラしている段階であれば、失われた歯周組織を元通りにすることは出来ません。その場合の歯周病治療は、症状を進行させないための治療という事になります。

まとめ

歯ブラシと歯型

歯周病に感染した場合、その進行度や症状によって治ったり、治らなかったりします。歯周病は、早く気づけば進行を止めることもできます。ご自身の口腔内の状況変化に早く気付くためにも、定期的に歯科医院で定期検診を受けるようにしましょう。

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